2011年12月14日水曜日

Jicama?


僕は、スーパーに行くとたまに好奇心に負けて、よく分からないものを一品買う。

大体の食べてみると口に合わない場合が多くて、後悔して二度と買わないようにするが。。。




そして、今日も買ってしまった。その名も「Jicama」!

サラダコーナーにあって、セロリの横においてあった。




すでに、切ってあるところを見ると生で食べるらしい。

僕は生で食べれる野菜は好きで、調理方法を調べなくてもいいから、

これはラッキーと思った。




「Jicama(ジカマ?)」もしかして、Jamaica(ジャマイカ)の野菜かな?

などと全く見当違いの予想をしながら、購入。




食べてみると、「あっ!うまい!僕は、この触感が好きだ!甘みの少ない梨のようだ!」

梨みたいだと思った瞬間、もしかして食べ過ぎると下痢を引き起こす成分が含まれているのでは?と思った。




美味しいので食べ過ぎる前に、wikiで確認。




まずは、「Jicama(ヒカマ)」と呼ぶらしい。

なんだメキシコだからスペイン語風に発音することを学んだ。

ジャマイカ関係ないのかとちょっとがっかり。

そして、どうやら下痢はしないらしい。




安心して、またポリポリ食べ始めながら、

読み始めると「猛毒」という単語が目に止まった。




「えっ。。。」思わず食べるの止める。




「葉や蔓などの塊茎部以外の部分、特に種子には多くのロテノンが含まれている。塊茎にも多少は含まれるが、ロテノンは消化器官からは吸収されにくいので人が死に至ることは稀である。ただし、中毒を起こしたケースもしばしば報告されている。尚、ロテノンは魚や昆虫には猛毒」wiki 一部抜粋




「うを。。。」




さすがに、スーパーに売っているから無害であると思うが、ちと怖いぞ。。。

まぁ、大丈夫だろう。。。

とりあえず今日は全体の1/3ぐらい食べて、明日の様子を見ようという結論に。







しかし、久しぶりに美味しいものを見つけたぞ。

自分の中で「Jicama」ブームになりそうだ!

2011年12月5日月曜日

ボストンの学会を終えて

先週は、 MRS という材料系の学会に出席するため初めてボストンに行きました。
僕の研究分野は、非常に狭く、1997年を最後に MRSではこの研究のセクションがなくなりました。
しかし、今回の学会ではそのセクションが14年ぶりに復活して大きな期待を寄せていました。
今日は、そのことについて書こうと思います。

1)研究分野
以前に書きましたが、(http://sixpackdreamer.blogspot.com/2010/08/2-2.html
僕の研究は金属の燃焼、そして爆発です。

はじめは燃焼を研究していたが、
より早く燃やせるように改良を加えたら爆発するぐらいの威力になりました。
燃焼する金属はアルミニウムで、酸化剤は酸化銅を使用します。
中学や高校で行ったテルミット反応をどれだけ早く行えるか、どうやったら低温でも反応を開始できるかを研究しています。
応用分野は、ロケットやミサイルの推進剤、爆薬、金属の溶接、そして熱電池です。
材料分野がとても強い日本でも、現在ではあまり研究が行われていない分野です。
過去にJAXAの発表を聞いたぐらいですが、アメリカの研究施設では日本よりは多くの人が研究を行っています。

2)発表の様子
僕のセクションの発表では、学生は1-2割程しかいませんでした。
残りは、政府や軍関連の研究者の発表でした。スライドには、小さく Unclassified(非機密)と書かれているものが多く、許可がなければ公表できないものが、8-9割程でした。
実際、一つの発表は許可が降りないために中止になりました。
発表を行う際も、コンピューターにカードキーを差しこみ、パスワードを入力しないと起動できないものが多かったです。
MRS では発表者のスライドの撮影を禁止していますが、それでもなぜか撮影しようとしている人がいたので、撮影者は厳重に注意される場面がありました。

実際の発表は、少しがっかりしました。
MRSでの研究や発表の質があまり高くないように感じられました。
燃焼学会の方が、質が高いように感じました。
特に、期待をしていた政府や軍関連の研究者の発表は、予想していたものとは違っていました。
公表に許可が必要とされるので、公表できる範囲が制限されていたためかもしれません。

3)今後の方向性
今回の発表を終えて、自分の研究分野の位置づけがよく分りました。
特殊な分野だけに、ふさわしい場所を見つけられれば重宝されるが、
その一方でふさわしい場所がとても限られているということを実感しました。

今回の学会は、僕の将来を考えさせてくれるよい機会でした。

2011年11月24日木曜日

【冬期・海外大学院留学説明会】

前略、

私たち米国大学院学生会( http://gakuiryugaku.net )は、海外大学院へ学位留学を志す皆さんを支援する目的で、在米日本人留学生たちにより設立された団体です。学位留学について知っていただくために、2011年12月に全国6大学において「海外留学説明会」を開催します。会場は日程順に、早稲田、慶應、東京、京都、大阪、大阪府立各大学です(詳細は本メール末尾をご参照下さい)。参加をご希望方は、以下リンクより参加登録をお願いいたします: http://goo.gl/hRBA6


皆さんは海外大学院に進学するという選択肢について考えたことはありませんか?
海外トップ大学院多くでは、学生はRAやTAによって学費を全てカバーされるだけでなく、生活費として給料も支給されます。世界中から集まった優秀な学生たちと切磋琢磨する環境は刺激に溢れ、挑戦する目標には事欠きません。そんな素晴らしいチャンスがあること、そしてきちんとした情報に基づいて準備をすれば、チャンスは実は手届く距離にあること。こ2つを、米国留学経験を持つ方声を聞いて知っていただくことが、本説明会目的です。

参加費はど会場も無料です。各会場参加事前登録をお願いしています。事前参加登録なしでも聴講いただけますが、万が一、会場が満席になった場合は、参加登録をされた方を優先させていただきます。当日会場受付は30分前から行なっておりますで、時間余裕を持ってご来場ください。また各説明会後に懇親会を予定しております。事前参加登録・説明会内容・地図などは、米国大学院学生会HPへアクセスし、各会場詳細をご覧ください。 http://gakuiryugaku.net

◆早稲田大学 理工学部キャンパス
日時: 2011年12月14日(水) 17:00ー19:30
会場: 早稲田大学 理工学部キャンパス 63号館201会議室
主催: 米国大学院学生会
後援: 早稲田大学留学センター/理工学術院、船井情報技術振興財団、早稲田電気工学会(EWE)、外務省、米国大使館

◆慶應義塾大学 矢上キャンパス
日時: 2011年12月16日(金) 18:00―20:00
会場: 慶應義塾大学 矢上キャンパス 創想館2階セミナールーム2(14-202)
主催: 米国大学院学生会
後援: 船井情報科学振興財団、外務省、米国大使館

◆東京大学 本郷キャンパス
日時: 2011年12月18日(日) 13:00―17:00
会場: 東京大学 本郷キャンパス 工学部二号館 213号室
主催: UT-OSAC 共催:米国大学院学生会
後援: 東京大学 国際部国際交流室・国際本部・卒業生室、船井情報科学振興財団、外務省、米国大使館

※事前登録はUT-OSACホームページでよろしくお願いします。

◆京都大学 吉田キャンパス
日時: 2011年12月22日(木) 14:30−17:00
会場: 京都大学 吉田キャンパス 国際交流センター KUINEP教室
主催: 米国大学院学生会
後援: 京都大学国際交流センター、船井情報技術振興財団、外務省、米国大使館

◆大阪大学 豊中キャンパス
日時: 2011年12月26日(月) 14:30−17:00
会場: 大阪大学 豊中キャンパス 共通教育棟 大講義室
主催: 米国大学院学生会
後援: 大阪大学国際教育交流センター、船井情報技術振興財団、外務省、米国大使館

◆大阪府立大学 なかもずキャンパス
日時: 2011年12月27日(火) 16:30−18:30
会場: 大阪府立大学 なかもずキャンパス B3棟 116教室
主催: 大阪府立大学 国際交流推進機構 ・ 米国大学院学生会
後援: 船井情報技術振興財団、外務省、米国大使館

2011年11月21日月曜日

一人でSan Joseまで飛べた!

今週の金曜日は、初めてSan Joseにある空港まで、飛べた!
やっぱり、予想通りのビビりまくりの一時間でした。

最初に、いつもどおりに機体を点検して、天気の確認をする。
離陸する直前になって、滑走路を変更されて焦る焦る。

San JoseのReid-Hillview空港までは、片道約10分間のフライト。

離陸してすぐに、NASAのMoffet Field空港と連絡を取る。
「上空を飛ぶけど、良いですか?」という許可をもらう。
軍事系なためか、黒人軍人のような重い声で許可を頂き、
早く上空を飛んで欲しいかのように、さっさとSan Jose International空港と通信してくれと言われる。

その直後から、San Jose International空港と通信を開始する。
Moffet Field空港の管制官とは、対照的にSan Jose International空港の管制官は、
天使のような女性の優しい落ち着いた声で、癒される。
滑走路の真ん中を上空1500ftで通過してくださいと指示を受ける。
真ん中を通過する理由は、離陸と着陸をする飛行機の飛行経路に侵入しない一番良い場所だから。

最後に到着するReid-Hillview空港と連絡を取って、着陸する。
たった10分間だけど、これが意外と忙しくて疲れる。

空は、なんの隔たりもなく自由に飛べると思いきや、
実は見えない線で細切れに分けれていて、
各々の空港が「ここからここまでは、俺の陣地だから許可無く入るんじゃねー」と主張する。
空の安全を確保するためには、仕方のないことなんだが。。。

Reid-Hillview空港に着陸したら、教官に電話をかけて無事を伝える。
教官から風が強くなってきたから、早く帰ってこいと言われる(笑)
だけど僕は疲れたので、5分休憩させてくれと頼む始末。

飛行機をクサリで繋いで、休憩するために空港の建物へと入る。
トイレの横には水飲み場があるけど、せっかくの記念なので自販機で水を購入して飲む。

あー。いつもと全く変わらない水がこんなに美味しく感じるとしみじみ感動(笑)

そ~言えば、3年前に初めてSan Joseへ行った時の初ドライブも緊張したっけ。
あの頃から、あんまり成長しているような、いないようなぁ。。。

2011年11月3日木曜日

マッチョな心

たまには真面目なことも書いてみます。

今日は、High Temperature Gas Dynamics(HTGL)のセミナー発表があった。
このセミナーは、なぜか教授陣も参加するセミナーで、結構緊張する。
質問もなかなか鋭く、怖い。

この発表のために、過去2回も研究室で発表練習を行った。
とても面倒見のよい研究室で幸せですが、同時に大変だ。

1回目の練習発表で、多くの助言を素直に聞き入れたために、どうも自分オリジナルの発表でない気がして発表する意欲なくなる。
そして、2回目の練習発表では最悪のモチベーションで発表したので、悲惨なコメントを多くもらった。

「ボロクソ」に助言を受けて、発表を何度も練り直せと言われた。
自分の力不足で悲しいが、教授や研究室のメンバーの助言を取り入れて、発表を数回練り直した。

僕は、同意する助言は受け入れ、同意しない助言は受け入れたくない。
そうしないと自分の発表でなくなる。
誰か別人の意図を自分が発表するような内容にはしたくない。
自分の意図を盛り込んだ発表を行い、その自分の発表に責任を持ちたい。

しかし、それを実行するのはなかなか難しいです。
例えば、教授が良かれと思う助言に反対することは、勇気のいること。
昨日、先生から発表について助言メールでもらったが、2つ合意出来ない内容があった。

だから、5通も反対メールを送った。
僕も教授も、お互いによい発表にしたいから、激しくぶつかる。
その夜、僕は感情が高ぶってなかなか寝れない。
自分の心が「本当に小せぇ。。」と思う。
発表だけで、こんなにも精神を乱されるなんて。

メールでは拉致が開かないので、発表当日の4時間前に直接会ってお互いの意見をぶつけ合った。
自分よりも賢く経験のある教授を論理的に説得しないといけないから、本当に勇気と根気がいる。正直、疲れて感情的になりそうになる。

結局、僕が納得して合意の下で教授の助言を受け入れた。。。
僕が、納得して発表内容を変更したという結果は全く問題は無い。

でも、真っ向から反対意見を述べることに、勇気を振り絞り、冷静に反論できず、感情が高ぶる自分が情けない。


自分の意見を冷静に、論理的に、そして根気よく繰り返し述べれる「マッチョな心」に成長しないと。


今日はとりあえず、ゆっくり寝ようかな。
明日から頑張ろうっと!

2011年10月14日金曜日

初めてのSOLO

以前、教官に飛行機は女の子と同じだ。だから女の子のように扱えと言われた。
「毎回のように機嫌がコロコロと変わるから、メンテが大切なんだ。」

まず、飛行機に乗る前にチェックを行う。
翼に傷はないか、ナットは付いているか、燃料タンクに水は入っていないか、機体をトントンと叩いて音を聞くなど多くの箇所を点検する。そうしないと、空中で機嫌を損ねて、うまく飛ばなくなることもあるからだ。

比べてみるとよくわかるが、待ち合わせの時に女の子の髪型、服装や化粧の変化に気づかないと何故か不機嫌になる、あの不思議な法則と同じである。

僕の機体(citabria)はかなりの頻度で、どこか問題が起きる。
この4ヶ月で6回ほど修理を行なっている。うち2回は、致命的である。
そのまま数回乗っていたら、無事に天国まで飛んでいったかもしれない(苦笑)
なので、この最初の点検は結構重要である。
ちなみに、citabriaは逆から読むとair(aero)baticとなっているように、曲芸飛行ができる飛行機である。


火曜日の飛行練習は、いつもの三角関係だった。
citabriaと僕と教官の3人で着地の練習である。
しかし、三回目の着地を行ったあとで、教官が何気なく「ログブックとメディカルは、どこにある?」と飛行中に聞いてきたのである。
僕は、「カバンの中にあるよ」と言った。
単なる確認だと思っていたが、しばらくして教官が管制塔に向かって、変なところで駐機の許可を申請した。


なんだろうと思っていたら、急に教官が飛行機を降りたのである。
教官から「さぁ、自分一人で3回着陸をやれ」と言われた。
僕は、「NOOOOO!」と腹の底から大声で叫ぶ。


嬉しいようで、怖いのだ。


どうやら、空中でログブックとメディカルにSOLO許可サインを記入していたのである。
もうそろそろだと予想はしていたが、まさか事前に教えてくれないとは思わなかった。
「事前に教えたら、お前はびびるだろ?そしたら今日の着陸練習に影響が出てしまっては、
今日SOLOができないからな」と言われた。
心のなかで「なるほど」と思った。

ここまで到達するのに、飛行時間が28時間も費やしてしまった。本当に長かった。。。
早い人は、10時間ぐらいでSOLOをする人もいる。大体20時間が平均だろうか。

そして、突如として初めてのcitabriaとの二人きりのデートである。本当にドキドキする。
なぜなら、失敗は許されないからだ。失敗は、時には死を意味する(苦笑)
恐怖で汗をちびりながら、なんとか3回着地に成功した。

無事に生きていられることに喜びを感じた、一日でした。

2011年10月10日月曜日

あぁ、なんて愛らしいかな。。。


フライス盤で六時間もかけて、作ったパーツが愛おしい過ぎる。 



僕は、機械(&航空)を専攻して10年ほど勉強しているが、恥ずかしいことに機械工作の授業を履修したことが無い。なので機械工作と言っても、モノを切ったり、ドリルで穴を開けるぐらいしかできない。 

機械を専攻しながらも、機械らしいことが全くできない自分が恥ずかしくて、今季は初めての機械らしい授業を履修した。その授業は、レクチャーとラボから構成されて、最後に自分の傑作をみんなの前で紹介・発表するという形式。ラボでは、旋盤やフライス盤の使い方をひと通り学んで、虫眼鏡を作成する。 

虫眼鏡は、複数のパーツでできているので、毎週1つずつのパーツを宿題として完成させていく。作成する部品は、レンズ、レンズ枠、柄、柄とレンズ枠のコネクターなどなど。 


実は、この授業は学部生のための授業である。学部生に混じって、一人博士課程4年目の僕が場違いな感じで履修するのである。毎学期、履修する人が多すぎるため2-3割の人が落とされるのである。しかし、僕はどうしても履修したかったので、この授業を履修したいという熱意あふれるエッセイを書き、一番人気がない土曜日のラボを選択してなんとか履修できた。 

初めて作成したパーツは真鍮の「柄とレンズ枠のコネクター」。 
6時間もかかってしまっただけに、とっても愛着が湧く。なんて美しいのだろう。 
ちょっと荒い表面や、強く挟み過ぎて出来たくぼみが愛らしい。 

ちなみに、僕はグループで唯一boring barという工具を破損しました。TAが壊れやすい工具だからあれだけ気をつけてねと注意をしたにもかかわらず、機械の電源をONした瞬間! 
「あっ!」と僕が気付いたときには、工具がパキンと折れて、地面をコロコロと転がっている姿を見た時の虚しさと言ったら。。。(涙) 

苦労して作っただけに。。。 
ほっぺたでスリスリしたいほど、君は本当に愛らしいよ。。。

2011年9月7日水曜日

「緊急事態宣言」とかけて「飛行機の操縦」と解く、その心は「足が地に着かない」

我ながら、上手いこと言ったなぁ!今世紀最高傑作!


僕が練習を終えて駐機場に戻すときに、別の飛行機を運転しているパイロットがラジオで緊急事態を宣言した。


どうやら離陸後に、飛行機に付いている交流発電機がうまく作動しないらしい。
電気が作れないので、電源はバッテリだけ。
そのため、すぐにラジオ通信もできなくなる。
その後は、バッテリパワーが足りないので着陸するためのフラップも出せない。
だから、緊急事態宣言!


僕は、これは珍しい経験だぞと耳をすます。
管制塔は、離陸直後のヘリコプターは素早く道(空)を開けるように指示。
周りにいた飛行機も、すぐさま道(空)をあける。
パイロットは、別の空港に着陸すると宣言してからラジオが途絶えた。


僕は、大丈夫かなぁと思っていたら、指導教官が一言。
「笑っちゃうよな!この空港は2500ftあるから、フラップがなくても着陸できるよ。
彼は、書類はもちろん、もしかしたら別の空港から訴えられるかもしれないぞ。
この状況を、緊急事態だと判断するのは、非常にまずいね。」


正直、僕は何が言いたいのか分からなったから、指導教官に後で詳しく聞いてみた。

教官は「きっとパイロットは、こう考えたんだ。フラップがなければ、この空港の滑走路では短すぎる。だから長い滑走路のある別の空港に着陸しようと。」


僕はなるほど!と思ったが、教官は続けて言った。
「うまく着陸すれば、この空港でもフラップなしで着陸できるよ。
彼にとっては、初めての交流発電機の故障だろう。ビビって、冷静な判断が出来ていない。」


帰り際に別の教官が「俺は交流発電機が53回壊れたことがあるけど、一度たりとも緊急事態だと思ったことは一度もないぜ!」


この状況下で、僕も指導教官のように、笑いながらこんな判断が出来るのかなぁと内心思った。
足が地に着かない状況下でも、冷静な判断をするにはそれなりの訓練が必要なのかもしれない。

2011年9月2日金曜日

古き良きもの

先日、飛行指導教官から「この飛行機のエンジン馬力は?」と聞かれた。
そのうち受験する試験で問われるからである。

僕は、普通車以上だと思ったので、180hpと答えたら。。。
先生「そうで、あってほしいよな。残念ながら、115hpだ。
ちなみに、今日、俺が通勤してきた飛行機は、85hpだ」


思わず耳を疑った。
ネットで確認したが、85hpとは車で例えるならスマート(街でたまに見かける可愛い小さな車)のちょい上である。


どんな飛行機かと思っていたらみせてくれた。
なんと1942年製の飛行機である。

塗装は、最近塗り直した様子でとても綺麗であるが中身もとてもレトロでシンプル。
普段ならダッシュボードにあるはずの通信機器は無く、
手持ちの通信機器をそこらへんに括りつけてあるだけ。

「来週、こいつで小麦粉爆弾大会※に出るんだ。
これよりもゆっくり飛べる奴はいないだろうから、絶対に優勝してみせるぜ」
(※小麦粉の入った袋を空中から落として、地上の的に当てるゲーム)


「飛行機だって何だって、メンテナンスをちゃんとすれば1942年製だろうと、ちゃんと動くんだよ。
特に飛行機は命を預けているから、なおさら大切にするべきだ。」
と同い年の指導教官に言われ、違和感を覚えつつも本当に関心した。


現在でも1942年製のものを使用している人は、果たして何人いるだろうか。
やはり古きよきものを継続して使うことの大切さを身にしみて感じた。


これから僕の飛行機(1979年製)を点検するときは、もっと愛情を込めて入念に点検しようっと。

2011年8月18日木曜日

家族旅行

先週、両親がスタンフォード大学を見るために、はるばる日本から訪ねてきました。

大学の無料ツアーに参加して、次の日は大学近くの小さな朝市に行きました。
到着直後なので、できる限りのんびりとした休日プランでした。
その後、僕と一緒に姉がいるアリゾナへと向かいました。

アリゾナを一言で表すと、とにかく暑い。たとえモンスーンのシーズンであっても、暑い。
アリゾナでは、大学を見たり、Biosphere2に行ったり、スキーリフトに上がって、山の景色を見たり、砂漠やミサイルや飛行機の博物館めぐり等いろいろと見て回りました。

家族が離れ離れで、みんな揃ってご飯を食べたり、どこかに行く機会が少ないから、とても貴重でした。疲れたけど、楽しくて有意義な時間を過ごしました。これからもこんな機会は多くないから、大切にしないと駄目だね。 

来年の夏は、沖縄に家族で集合する予定です。
それまでに、もう少し成長している自分を見せれるといいな。

2011年7月24日日曜日

You gotta a hickey on your neck!

Hickey: 首に付ける予約済みの意味を持つキスマークや甘噛みのあざ

大学近くのスーパーで、レジの定員がニヤニヤしながら、僕に言ってきたセリフです。
ウインクまでされて、超恥ずかしかった。
今日は、左首に立派なあざが出来たのだ。



しかし、誠に残念ながら、違う行為によるものです(涙)
それは、人生初のスカイダイビングによるものです!

シャツの襟がフリーフォールの最中に振動して、
首をバチバチと叩いたために、紛らわしいあざが出来た(苦笑)



人生初のスカイダイビングは、意外にもそこまで怖くなかった。
飛行機で上空13000feet(4km)まで上昇して、時速120mph(190km/s)で落ちること1分。
その後、パラシュートでゆらゆら降りると見せかけて、途中でスピンを経験させるという楽しいイベントもある!

(TVショッピングのつもりで)
そして気になる価格は、なななんと
激安の$100(8000円)!オー!
どうですか?奥さん、お買い得でしょ!

準備は、至って簡単。
地上で器具を装着しながら、極めて簡単な説明をしてくれる。
飛行機では、野球のキャッチャーのように座り込み、その体制から飛び降りろ!
落下中は、両手は肩ハーネスを掴み、安定したらバナナ(エビぞり)になりなさい。
装着と説明併せて、たったの10分!
それだけで、ええんかい!!!

着陸は、どうするの?と聞いたら、それは上空で落ちながら説明するとのこと!
ええっと。。。本当にそれで、いいのか?と心のなかで思った。

飛行機の中は、限界までぎゅうぎゅうづめにしてから飛び立つ。
映画でよく見る、上陸作戦をするために投下される戦闘要員の感じ。
マルチエンジンの飛行機で、驚くほど短い滑走での離陸だった。

高度13000feet(4km)まで到達するとハーネスをきっちりと閉めてもらう。
抱きしめられると安心するという気持ちが初めて経験できました。
僕より大きな人に抱きしめられる経験なんてあまりないから、
ハーネスを閉めてもらったときは、不思議と安心感が増した。

一番最初の人が飛び降りると、「次!次!次!」と言わんばかりに、
人々が外にパラパラと飛び降りていく。僕は、ちなみに一番最後である。



意外にも、重力に任せて落ちるところは怖くない。
4人で言ったが、4人ともジェットコースターの方が怖いという結論に(笑)
お腹が「ウェーッ」とGがかかって気持ち悪くならないのだ。
えびぞりになってはいるものの、息も苦しくない。
本当に爽快である!

僕はチキンなので、最後のスピン時は大きなGが体に加わるために、顔がこわばった。
でもそれを除けば、本当に爽快で楽しい経験!

地上に着いてしばらくは興奮が止まらないが、しばらくすると疲れがどっと出てくるのが面白い!
ハマる人の気持ちが分かった気がした!本当に、爽快である!
また飛びたい!

2011年6月14日火曜日

【夏期・海外大学院留学説明会】



前略、

私たち米国大学院学生(http://gakuiryugaku.net)は、海外大学院への学位留学を志す皆さんを支援する目的で、在米日本人留学生たちにより設立された団体です。学位留学について知っていただくために、7月上旬に全国5大学において「海外留学説明会」を開催します。会場は日程順に、東京理科大、北大、東工大、東京、九州の各大学です(詳細は本メール末尾をご参照下さい)。参加をご希望の方は、以下のリンクより参加登録をお願いいたします:
http://bit.ly/jRMC0q

皆さんは海外の大学院に進学するという選択肢について考えたことはありませんか?
海外のトップの大学院の多くでは、学生はRAやTAによって学費を全てカバーされるだけでなく、生活費としての給料も支給されます。世界中から集まった優秀な学生たちと切磋琢磨する環境は刺激に溢れ、挑戦する目標には事欠きません。そんな素晴らしいチャンスがあること、そしてきちんとした情報に基づいて準備をすれば、そのチャンスは実は手の届く距離にあること。この2つを、米国留学経験を持つ方の生の声を聞いて知っていただくことが、本説明会の目的です。

参加費はどの会場も無料です。各会場の参加事前登録をお願いしています。事前参加登録なしでも聴講いただけますが、万が一、会場が満席になった場合は、参加登録をされた方を優先させていただきます。当日の会場の受付は30分前から行なっておりますので、時間の余裕を持ってご来場ください。
また各説明会後に懇親会を予定しております。事前参加登録・説明会の内容・地図などは、米国大学院学生会のHPへアクセスし、各会場の詳細をご覧ください。http://gakuiryugaku.net

◆東京理科大学 神楽坂校舎&野田校舎
日時: 2011年7月2日(土) 午前10時30分~午後12時30分(神楽坂校舎) 、 午後3時30~午後5時30分(野田校舎)
会場: 神楽坂校舎 8号館853教室、 野田校舎 K103教室
主催: 理科大教員有志 米国大学院学生会  後援: 船井情報科学振興財団、アメリカ大使館

◆北海道大学 札幌キャンパス
日時: 2011年7月5日(火) 午後6時10分~午後8時00分
会場: 北海道大学 国際本部2階大講義室
主催: 北海道大学国際本部 米国大学院学生会  後援: 船井情報科学振興財団、アメリカ大使館

◆東京工業大学 大岡山キャンパス
日時: 2011年7月9日(土) 午後5時~午後7時30分
会場: 東京工業大学 大岡山キャンパス  南2号館 S222講義室
主催: 米国大学院学生会  後援: 船井情報科学振興財団、STeLA、アメリカ大使館

◆東京大学 本郷キャンパス
日時: 2011年7月30日(土) 午前10時~午後1時
会場: 東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館213大教室
主催: UT-OSAC 共催:米国大学院学生会  後援: 東京大学工学部国際交流室・国際本部・卒業生室、船井情報科学振興財団、アメリカ大使館
事前登録は6月20日頃にUT-OSACのホームページで告知される予定です

◆九州大学 箱崎キャンパス
日時: 2011年8月1日(月) 午後3時~午後5時
会場: 九州大学 箱崎キャンパス 国際ホール
主催: 米国大学院学生会  後援: 九州大学留学生課、船井情報科学振興財団、アメリカ大使館

2011年6月13日月曜日

大空をゆっくりと静かに飛ぶ !

なんてことは夢のまた夢である!
飛行機の練習をしてみて、僕の理想と現実はいろいろ違うということを感じた。

1、予想外の出来事
これは、着陸の練習の時のこと。
滑走路に降りる向き・速度・角度のすべてが安定して、車輪が滑走路についたので、
僕は喜びに浸っていた。
実は、講師の指示だけで着陸できたのはこの時が初めてである。

ところがその直後、「先を見ろ!」と後ろから声が聞こえた。
見ると、鳥が滑走路の真ん中で歩いて横断中だった。
ぶつかる!早く鳥どけ~!こんな緊急事態は、教科書に書いてなかったぞ!と考えた。

そして先生は、「スロットル(アクセル)全開!操縦を代わる!」と、言って
また離陸してしまった。
苦労してできた初めての自分による着陸だったのに。。。
まさか空を飛べる動物が滑走路を歩いているために台なしにされるなんて、絶対に忘れない!

2、空の上はでこぼこ
車の道路の上空を飛行機で飛んでみて、初めて気づいたことがある。
道路が太陽光で暖められて、熱気が上に上がるため、上空の気流が乱れるのである。
そのため、その上を飛行機で通過すると、グラグラと不安定に飛ぶので怖い。
まるで、車の運転時にでこぼこ道を走行している感じ。
問題は、道路じゃなくて空気の上を飛ぶので、ででこぼこが見えない。
飛行は大きいから安定しているけど、鳥とかにはたまったものじゃないな。

3、空の上はうるさい
僕の住んでいる周辺は飛行場がとても多くて、周波数を変えたり、通信をしたりとなかなか音楽をゆっくり聞いて青空を楽しむ余裕がない。

勉強量も意外とあり、思っていた以上に手間と時間がかかるけど、
やはり楽しく楽しくたまらない!

いち早く、一人で飛べるようになりたいな!

2011年6月6日月曜日

拾い続けて3年間

今日は、この三年間で僕が更新し続けてきた記録を紹介します。


この三年間で、僕は一度しか洗濯洗剤を買ったことがない!


最初で最後に洗濯洗剤を買ったのは、今でも覚えてる3年前。
大学に到着して次の日で、先輩に連られてTargetに行ったときのことである。
その時に買ったのが、液体タイプ。


家に帰って袋から出すと、その容器に穴が空いていて、洗濯液が漏れて困った困った。
そのため、しばらくはゴミ箱の中に洗濯液を貯めて使っていました(笑)

誤解をさける為に書くけど、僕は週一のペースでちゃんと洗濯してますよ。
もちろん、消耗品の洗剤も使ってます(笑)


なんで3年間、洗濯洗剤を買わなくて済んだかというと、僕はモノを拾うのが好きなんです。
拾った時に「得をしたぞ!」という一種の快感があるのです。
そのため、家には何故か使わないモノが多いのも事実です。


この三年間、僕は落ちている洗濯洗剤と運命的な出会いを繰り返してきたのです。
だから、いろんな洗剤を使ってきました。


ところが引越しをしたため、今になって洗濯洗剤がどこにも見つからないのです!
だれか僕の為に洗剤を落としてください!僕の記録更新のために!(冗談です)


この記録もあと数週間で終わりそうです。
残念だなぁ。。。

2011年5月22日日曜日

「飛べない豚は、ただの豚だ」

空を自由に飛びたいという夢!


ハワイで飛行機の体験操縦を経験してから、もう2年が過ぎた。
(http://sixpackdreamer.blogspot.com/2009/06/blog-post_21.html)
ビビりながらの短い飛行だったが、やはりそのスリルと興奮は忘れることができない。
僕は、その時に決意!飛行機操縦免許を取得したい!


二年後の今、僕は思った。
自由に時間にが調整できる、学生として働いてる今しかない!
先日、飛行機操縦免許(privet pilot linsence)の取得に向けて訓練を開始しました。

順調にテストと機体の操縦をパスすれば、$10000(82万円)ほどで取得する予定。
安く免許をとりたいので、機体は一番ボロいBellanca Citabriaで、1979年ものである。
僕のトヨタカローラよりもボロいが、それでも一時間のレンタルで$100強かかる。


操縦席は非常にうるさいが、とてもアナログでレトロな感じでなかなか味がありますす。
エンジンが停止しても、空中で機体が分解しない限りゆっくりとどこかに不時着すればいい。
そんな言い訳を胸に言い聞かせ、たぶん金持ちはこんなボロい機体は利用しないだろうと思っていたら、意外とこの飛行機の使用頻度は高いことがわかった。


僕の講師は、曲芸飛行の専門家。
休日は、どこかの空港でパフォーマンスをしているとのこと。
通勤には、金持ちの生徒が買ってくれたExtra300Lを使用。(理解に苦しむ1文ですw)
あまりに、かっこ良くしびれる! Extra300Lの動画です。
(http://www.youtube.com/watch?v=psPNSScAuAA&feature=player_embedded)
こんな3-4Gもかかるような通勤を僕も一度はしてみたい!
1時間のレンタルは$500とのことですw


歳を取ってきて、時間の流れが早く感じる。焦りすら感じる。
やりたいことは今やらなければ。そして全力でやらなければ、きっと後で後悔する。
学生の僕にとっては大きな出費だが、一度っきりの人生だ!
全力で楽しまなきゃ!そんそん!しっかり頼むぜ1979年もの!

2011年5月10日火曜日

南へ進め!2

スタートしてからは、とっても順調に進んでいく。
いつもどおりの方向音痴なので、何故かGolden Gate Parkを逆走して、
Ocean Beachと反対方向に。
それでも、Golden Gate Parkの中のサイクリングは気持いいなぁと楽しむ。

そんな遠回りはあるものの、一旦海沿いに辿り着けば、後は、海沿いをひたすら南下。
海の横は、海風が気持ちいい!
路面には、多くの砂があるが、タイヤが太めなのでスリップの可能性が少ないので怖くない。

今回のツーリングで、もりぶーの良い点・改良点が見つかった。
タイヤが太めだと、摩擦も大きく進みは悪いけど、パンクも少なくオフロードでも安心だ。
それはもりぶーの良い点なのだが、逆に、改良点は自転車の自体の重さが重すぎるということ。
ツーリング用で、12kgはあまりにも体に負担がありすぎる。やはり、10kgを切らないといけない。
どうせ荷物を山積みにしたら40kg超えるのだから、1-2kgは大した来ないように思えるけど。。。
1-2kgは改造で軽量化できそうなので、時間があるときにちょっとずつ改良を加えたいと思う。

とりあえず、海沿いを好きなだけ南下したら、ここからが最後の山場!
その名のとおり山越えである!
ガイドブックをみたら最難度の5がついていたけど、いつもの根拠のない自信で登り始める。
僕は山越えがツーリングの中で一番好きだから、比較的山越えには自信がある!
だから、余裕だろうとこの最難度のルートを選んだ。


しかし、ここからが悲劇の始まりである。
悲劇の原因は、ただ一つ。
それは、山越えに入る前にすでに足を使い過ぎたこと。
予定では80kmのはずが、何故か100kmもすでに走行していた。
一日の走行距離は、100km前後が僕の目安なのである。

山越えに到達するまでルートをもっと考えれば、よかったと後悔。
そんな、ぼろぼろの足で山越えに突入するものだから、
坂道がきつすぎて、途中で自転車から降りて、引くことに。。。

後続に抜かされる、抜かされる。
かわいい女の子に抜かされたときは、本当に自分の無力さに後悔。
なんとか登り切ったときには、早く家に帰って休憩したいと思うばかりになっていた(苦笑)

その後、山を下り、その麓の近くにあったスーパーでバナナを購入した。
スーパーの脇で食べたバナナは、本当に最高だった!
涙が出そうなぐらいに美味しかった!


もう早く帰りたいと思う情けない状況だからこそ、バナナ一本でこんなに感動できるんだなぁ。
普段からもっとボロボロになるまで、頑張れば身の回りの物だけで十分感動できるはずなのに。。。
普段からもっと頑張れるはずなに、頑張っていない証拠かもしれない。。。


ツーリングの最後に食べたバナナから、何かを教わることができた一日でした。

2011年5月7日土曜日

南へ進め!

晴れて、Qualに奇跡的に合格して気分は絶好調です!

ということで、3年ぶりに大好きな自転車ツーリングをすることを計画しました。
せっかく気分もいいので一日の短いコース。
サンフランシスコのGolden Gate Bridgeから自宅までのコースに決定。
自動車だと1時間ぐらいの距離です。

一日だと往復は距離が長すぎるので、片道。
電車に自転車を積んで、サンフランシスコへ。

僕は普段から電車に乗るときは、いつも一番先頭に車両に乗るのが好きなのだ。
いろんな自転車が並んでいるのを眺めるのが好きだから。
BMX、アンティーク、ロード、MTB、一つの車両に様々な自転車がのっている。
残念ながら、いつも僕が一番好きなガチのツーリング自転車
(大きなカバンの付いた自転車)は乗っていない。
きっと彼らは電車には乗せず、その電車の道のりを自転車で進むからだろう。

だがうれしいことに、Brooksの革張りのサドルを結構見かける。
革サドルは、長い時間乗ると自分のおしりの形に変形するので、
長い時間サドルに乗っても、おしりが痛くならないのである。
逆に、他人のに乗ると、自分のおしりとあわないので変な感じだという。。。
とにかくこのサドルは1万円ぐらいするので、長い距離を楽しむ自転車野郎の証でもあるのだ。

終点で電車を降りると、まずは交通量の多いサンフランシスコの中心部から海沿いをたどる。
Fisherman's Wharfの横を抜けて、出発地点のGolden Gate Bridgeへ。
Golden Gate Bridgeまでの自転車の道のりを調べていなかったが、
ロードバイクの人の後ろを適当について行ってたら、自然と到着した。



Golden Gate Bridgeに到着して、思ったことは二つ!
自転車の数が多い!
そして、この橋は長い!

どうりで適当に知らない自転車野郎の後ろをついて行けば、到着するわけだ。
普段は、車で通るのでそんなことを気にしなかったが、やはり自転車ならではの視点だなぁ。
しみじみ自転車に乗って、ここをスタート地点にしてよかったと思った。


つづきはまた明日。。。まだスタートすらしていないのに(笑)

2011年4月15日金曜日

Qualを終えての結果待ち

なかなか寝付けない。明日、試験結果が分かると思うとなおさらに。

Qualは、博士課程へ正式に入学するための口頭試験です。
僕の所属する機械工学科では、いままでのシステムを改め、新しいシステムの導入した。

教科は3教科あり、一つの教科に対して、二人の教授が口頭で質問をして、
生徒が黒板の前でその答えを書いたり、口頭で回答したりする。
1教科は30分と短く、一瞬で終わるため、サクサク回答しなければならない。

僕が受験した科目は、MEMS、Mechatronics、そして、燃焼。
その3教科で、2教科(MEMS,Mechatronics)を失敗した。
好きな科目だっただけに悔しいです。
科学的な質問が出題されると思い準備をしていたら、
その予想に反して、実践的な質問がでた。

言い訳はいっぱいあるけど、それを言ったら始まらない。
今思うと、どうしてあんな答え方をしたのかなぁ。
もっと別の答えを言えたのに。。。

結果が気になり眠れない。
明日が早く来てほしい。

そんなそわそわしている自分が情け無い。
いつもは大口を叩き、根拠のない自信をプンプン匂わせているだけに、
ビビっている自分が面白くもある。

もっと精神的に強くならなければ!
今日の宴は、是非とも笑顔で酒を飲みたい!

2011年3月31日木曜日

Did you see that naked?


時刻は、夜9:30pm。ジムから家に帰るときのことである。
まるで天から降り注ぐかのように、かわいい女の子の声が聞こえてきた。



「Did you see that naked?」


えっ?聞き間違い?
いや!僕の高性能レーダーに限ってそんなことは絶対にない!

気がつくと、彼女たちの来たであろう方向に、自然と体が自転車を進めている。

帰り道から逸れているが、これは事実確認という重要な任務遂行だ。
多少の犠牲は仕方ないという苦渋の判断であったと自分の胸に言い聞かせる。

すると手前にセキュリティが数人、
その向こうには15人ぐらいの男女の集団がいる。

暗くて良く見えないが、体の輪郭がくっきりと月夜に照らされている。
確かに集団の男女は服を着ていない。
そして、すぐ近くにはセキュリティが気づかずにいる。


その瞬間、頭の中でクドカンならぬ、ユマクラワールドのシナリオが一瞬で完成!



ーーーーーー
始めに、セキュリティがハレンチな男女の集団に気づく。
そして、集団もセキュリティに気づく。

「逃げろー!」という合図待っていたかのように、みんなは一斉に逃げ出す。

紳士な(スケベな)セキュリティは、足の遅い(お目当ての)女の子だけを走らせ、
気の済むまで弄び、疲れたところで捕まえる。

捕まった女の子は、仕方ないので色仕掛け&かわいい声で、許しを乞う。
「罰金は体で払うから許してね♥」
ーーーーー




完璧だ!我ながら、素晴らしい芸術!

僕の素晴らしい脚本を演じてくれる役者たちをしっかり確認しなければと思い、
チラ見をするために集団に近づいた。


その時、飲み会での先輩のありがたい言葉が頭をよぎる。
「こういう場面で、チラ見をすると男の負けなんだよ。男のプライドがあるからね。」

夜なので辺りは暗い。
僕の頭には、洞窟探検に使うようなヘッドランプが着いている。
もしも僕が振り向けば、光が相手に当たるので、相手にも僕のチラ見がバレる。


ここでチラ見をしたら、僕の男としてプライドが。。。そして、相手にもバレるという恥ずかしさ。


違う!違う!違う!何を勘違いしているんだ!
そうこれは、ヘッドラップをつけた探検なのだ!
僕は冒険家であり、冒険家は探検することが仕事なのだ!臆するな!

いざ!探検(チラ見)するのだ!

そんな苦しい言い訳と葛藤し、もがき苦しみながら、僕は探検(チラ見)をした。







「なんだよ!しっかりボディーペイントしてるじゃん!」




そうして僕は、遠回りしながら家についたのである。

2011年3月21日月曜日

キツツキとカタムキ

研究室の前を自転車で通るときに、たまに聞こえてくる音がある。


コンコン、コンコン。コンコン、コンコン。


見上げると、キツツキがくちばしで木に穴を掘っているのである。
この音を聞くと、不思議と元気がでる。
頑張っているなぁと感心して、今日一日が楽しくなる。


キツツキが好む木は、この写真の写っている奥の大きな木である。
そして手前に見える木が、僕の好きな木「カタムキ」である。

僕が勝手に名前を付けたのだけど、要は単純に傾いている木のことである。
その傾きの角度は、結構キツイ。
そのためか奥にある気に比べてると緑が少なく、元気がないが何故か倒れない。


キツツキたちは、奥の大きな木ばかりをつつき、この「カタムキ」はつつかない。
「カタムキ」も奥にある木と同じ種類の木はずなのに。


もしかしたら傾いていることが分かるのかな?
この木をつついたら、倒れてしまうことに気づいているのかもしれない。


でも、僕はいつも頭の中で想像している。

いつの日か、キツツキたちが、この「カタムキ」をつつき倒してくれる日のことを(笑)

2011年2月20日日曜日

パブリックスピーキングの授業で学んだもの(写真追加)

前学期、パブリックスピーキングの授業(http://goo.gl/CtcFh)の履修して、
効果的なプレゼン方法をについて学んだ。
その授業を通して、それ以上のものも学んだので、記録として書こうと思う。

授業の最後日は、生徒全員がゲストの前で最終プレゼンを行う。
その最後の発表で、僕がとても心打たれたプレゼンが一つだけあった。


題名は、「ビール自家醸造」!


日本では1%以上のアルコールは、自宅では作ってならないと法律で定められている。
しかし、ここカリフォルニアでは合法である。
彼のプレゼンを聞いて、始めてビールが自宅で作れることを知り、胸がすごくワクワクした!
その次の日に、僕はオンラインでビール醸造キット探していました(笑)

ビール作りは、キットを用いれば簡単である。
はじめに、大きな樽を消毒する。
その中にビールの原材料を入れ、ビール酵母とそのエサ(砂糖)をたっぷり入れて一週間ぐらい醗酵させる。

一週間後、密封するため(酸素を入れないように)小さなビンに移す。
その時、2回目のエサ(砂糖)をあげる。
約2-3週間で、酵母君たちに二酸化炭素とアルコールを作ってもらう。
二酸化炭素を高圧で加えていないのに、缶ビールのようにシュワシュワするのには、驚いた!
ビールのあのシュワシュワは、酵母君たちが頑張れば出来るんだね!

初めて作ったビールの味はまずまず。まあまあ飲める。
だが問題が、ひとつだけ。。。


23リットルもあるのだ。とても一人では飲めない。

ちょうど友人の嬉しい朗報あったので、人生初めてのビールかけをしてみた。


大勢でのビールかけは、やっぱり楽しい!!!面白い!!!ビール臭い!!!


しかし、それでもまだ3分の1もビールが残ってしまった。
このビールを飲まないと次のビールが造れない。。。うっぷ。




パブリックスピーキングの授業で学んだもの、それは授業と全く関係のない

「ビールかけをする楽しさ!」

である。

2011年2月15日火曜日

海をこえた先生のランドナー

※「ランドナー」=フランス発祥のツーリング用自転車

カナダをともに駆け巡った自転車「ロシナンテ」を失って(盗難)もうすぐ3年になる。
僕の自転車は、きっと今もまだカナダを旅していると思う。

それからというもの、一緒に旅ができるような新しい自転車を探していた。
そして、年末に日本で見つかりました。


その名も「もりぶー」!!!


この自転車は、小学校の時から通っていた僕の塾長がくれたものである。
そして、日本からアメリカに郵送してもらった。
親しみを込めて、我が家だけで使われている先生のあだ名を自転車に名付けた。
(先生にとってみれば、全くもって迷惑な話である。)

先生によると、先生がカナダを旅行するために、この自転車を購入したとの事。
しかし年が経つにつれ体が思うように動かず、残念ながら断念。
その話を聞いたとき、この自転車だと思った!!!

この自転車はカナダで暴れることなく、廃棄されるには余りにも惜しい。
10年以上前の自転車だが、保存状態もよく、なにより僕の憧れているランドナーなのである。
ランドナーは、今ではなかなか手に入らないのです。

Panasonic社の最後の量産型ランドナーであり、クロモリ(クロムモリブデン鋼)のフレーム。
デモンターブル(Demontable)(フレームが分解可能)という稀な特徴もある。
みんな持っていない物を欲しくなる異端児の僕にとって、ぴったりの自転車である。

昨日、メンテナンスをして、テストランをした。
なかなか順調である。



「さぁ、もりぶーよ!僕と一緒にアメリカで暴れようじゃないか!」

2011年1月18日火曜日

ルームメイト☓クリスマス☓新年


 とても遅いですが、明けましておめでとうございます。
今日は、僕のルームメイトのクリスマスと新年を祝う意気込みについて書こうかな。
僕のルームメイトはチリ出身です。ヒゲモジャがよく似合う、禅が大好きな人です。

いつも朝やお昼に禅を組んでいます。
その横通るたびに、ちょっと音を立てて申し訳ないという気持ち。
でも、俺がたてる物音に動じないぐらい集中して、禅をマスターしてくれることを願っています。

今日は、そんな彼が作った作品を紹介します。
クリスマスと新年を祝うために作ったそうです。
イエスキリストが生まれたといわれる動物小屋を再現しました。

ちなみに動物小屋は自分の手づくりで、
デッサンを何度も描き、組み立てるときには糊は一切使ってない。
なので分解して、また組み立てられるそうです。
上には天使が飾られて、天使はイスラエルから注文したそうです。



クリスマスと新年を祝うための力の入れ方が半端じゃない!!!


さてさて、仕舞いたくない気持ちがわからなくもないけど、いつまで飾るのかな(笑)