2011年3月21日月曜日

キツツキとカタムキ

研究室の前を自転車で通るときに、たまに聞こえてくる音がある。


コンコン、コンコン。コンコン、コンコン。


見上げると、キツツキがくちばしで木に穴を掘っているのである。
この音を聞くと、不思議と元気がでる。
頑張っているなぁと感心して、今日一日が楽しくなる。


キツツキが好む木は、この写真の写っている奥の大きな木である。
そして手前に見える木が、僕の好きな木「カタムキ」である。

僕が勝手に名前を付けたのだけど、要は単純に傾いている木のことである。
その傾きの角度は、結構キツイ。
そのためか奥にある気に比べてると緑が少なく、元気がないが何故か倒れない。


キツツキたちは、奥の大きな木ばかりをつつき、この「カタムキ」はつつかない。
「カタムキ」も奥にある木と同じ種類の木はずなのに。


もしかしたら傾いていることが分かるのかな?
この木をつついたら、倒れてしまうことに気づいているのかもしれない。


でも、僕はいつも頭の中で想像している。

いつの日か、キツツキたちが、この「カタムキ」をつつき倒してくれる日のことを(笑)