2010年8月31日火曜日

自由人:理想と現実

先週、引っ越しをした。
今までの一人暮らしから、ルームメイトのいるアパートへの引っ越しである。

僕には自由人になりたいという理想がある。
場所や時間、物欲に縛られず、それはもうこれでもかというぐらい
適当にのんびりと生きるのである。
身の回りのものは、最小限にとどめて、
いざ引っ越しとなれば「あらよっと」別の場所に生活の基盤を移す。

先週、そんな自分の理想とはかけ離れた現実をみて落胆した。
引っ越しは、そんなに甘いもんじゃなかった。。。
2年間という生活の中で、本当に無駄なものが蓄積されてしまった。
例えば。。。

「バスケットボール」
どこで拾ったかは覚えてないけど、一度も使ってないことはちゃんと覚えている。

「テニスラケット」
なんで4本もあるの?どこで拾ったのさ?
そのうち2本は、ガットが切れていた。

「食べかけのそうめんとおそば」
そうめんがまだ残っていたにもかかわらず、僕はそば買ってしまったのである。
俺はそんなに、そば食べたかったのか?!
えっ!雑食な自分がいつからそんなにグルメになったんだ!
そして、残念なことに両方とも食べかけなのである。

「数ページしか読んで いない沢山の本」
書店で立ち読みしてて面白いと思ったから買ってみたけど、
それ以来ほとんど読んでいない沢山の本たち。
かわいそうな本たちよ、
もうすぐ読書の秋だから、もうちょっと待ってね。

2010年8月23日月曜日

頑固者+ナノテク=恥ずかしがり屋

今日は研究のことについて少しだけ書いてみようと思う。

僕の研究は、「燃焼+ナノテクノロジー」である。
ナノテクノロジーという名前がつくと、
ホットな話題ということでお金が取りやすいのかもしれないが
正直、この組み合わせは、やや強引な組み合わせである。

具体的には、アルミニウムを燃やしている。アルミ?燃えるの?
と疑問に思うかもしれないけど、とってもよく燃えるのである。
体積あたりでガソリンよりも2倍以上の熱を放出するので、
ガソリンタンクにアルミを詰めこめば、単純計算で車は2倍以上走るのである。

それだけではなくて、水をかけてもなかなか消えません。
かけた水が高温で燃えてる金属によって、水素と酸素に分解されてちゃって、
その水素が引火してもっと燃える事もある。

同時多発テロの時、実は前もって金属の粉を建物仕込んでおいて、
その金属が燃えたために、あれだけ大規模な建物の崩壊が起きたという説すらある。
その説は本当かどうかわからないけど、
金属は一度火が付けば、なかなか「情熱的」なのである。
実際、ロケットの推進剤や爆弾とかに使われている。

ところがそんな金属にも弱点がある。それは、なかなか火がつかないのである。
一度火が付けば楽なのだが、火をつけるまでが大変「頑固者」なのである。

そこで火を簡単に付けるために、ナノテクを使うのである。

方法としては通常の大きさの金属の粒ではなくて、
とても小さな粒(ナノ粒子)を使って、燃やすのである。
でもそれって、どれぐらい簡単に燃えるかって?


実は、写真を取るときのカメラのフラッシュにたかれるだけで、恥ずかしくて燃えてしまうのである。


これぞ、究極の「萌え」である!
(あれ?不思議だなぁ。ここ笑うところだよ。
はい。もう一度読みなおして。)



「頑固者」から「恥ずかしがり屋」に変身である。
つまり「頑固者+ナノテク=恥ずかしがり屋」である。
え?研究テーマが強引なら、説明もやや強引になってしまった。

もちろん普通のアルミの粉の大きさでは火がつきません。
小さな金属の粉を使うことで、光をより吸収しやすくなっている。
従来の燃焼メカニズム(拡散)ではない、
新たなで燃焼メカニズムが起きているというのが僕の仮説である。

拡散で制限されてしまう様々な反応速度の上限を、
このメカニズムをうまく利用できれば、もっと早く反応させることができるかもしれないよ
というのが僕の研究の売りである。

現在、特許申請中!

2010年8月10日火曜日

中国は、ちゅごく住みやすい :Summer Palace編

一週間、北京に行ってきました。
僕にとっては、物価も安く、欲しいものが身近に手に入るとても住み心地のよい良い街だった。
ぶらぶらと目的もなくする旅をするには、おすすめの国だと思う。

Summer Palace
間違えて上海のガイドブックを買ったので空港で、北京のガイドブックを買った。
結果的にそのガイドブックに振り回された。
Summer Palaceというのは頤和園を指すのだが、実はOld Summer Palace(圆明园)
というものも存在する。問題は、ガイドブックがSummer Palaceの記述をしときながら、
漢字が圆明园(Old Summer Palace)のためタクシードライバーに見せたら、
Old Summer Palaceに着いた。

もちろんそんなことには気づかず、あるはずのない宮殿を2時間半かけて求め歩いた。
Old Summer Palaceには宮殿の遺跡があるだけである。

そんな苦労をかけたので、
本当のSummer Palaceに到着したときの感動はなかなかのものだった。
本当に、壮大で偉大である。やはり苦労をかけて辿りつくと、景色も変わって見えるんだね。
入口で地図を買って、正解だった。
地図なしで入っていたら、どんどん奥まで行って、強引に全部見ようと無謀な計画を実行するところだった。
それぐらい巨大な敷地にポツンポツンといろいろな建造物が並んでいるのである。
ちなみにSummer Palaceの行きに利用したタクシーは40元だったのに対して、
帰りは16元だった。


遠回りをされたことに、あとで気づいた。