カナダをともに駆け巡った自転車「ロシナンテ」を失って(盗難)もうすぐ3年になる。
僕の自転車は、きっと今もまだカナダを旅していると思う。
それからというもの、一緒に旅ができるような新しい自転車を探していた。
そして、年末に日本で見つかりました。
その名も「もりぶー」!!!
この自転車は、小学校の時から通っていた僕の塾長がくれたものである。
そして、日本からアメリカに郵送してもらった。
親しみを込めて、我が家だけで使われている先生のあだ名を自転車に名付けた。
(先生にとってみれば、全くもって迷惑な話である。)
先生によると、先生がカナダを旅行するために、この自転車を購入したとの事。
しかし年が経つにつれ体が思うように動かず、残念ながら断念。
その話を聞いたとき、この自転車だと思った!!!
この自転車はカナダで暴れることなく、廃棄されるには余りにも惜しい。
10年以上前の自転車だが、保存状態もよく、なにより僕の憧れているランドナーなのである。
ランドナーは、今ではなかなか手に入らないのです。
Panasonic社の最後の量産型ランドナーであり、クロモリ(クロムモリブデン鋼)のフレーム。
デモンターブル(Demontable)(フレームが分解可能)という稀な特徴もある。
みんな持っていない物を欲しくなる異端児の僕にとって、ぴったりの自転車である。
昨日、メンテナンスをして、テストランをした。
なかなか順調である。
「さぁ、もりぶーよ!僕と一緒にアメリカで暴れようじゃないか!」