そのうち受験する試験で問われるからである。
僕は、普通車以上だと思ったので、180hpと答えたら。。。
先生「そうで、あってほしいよな。残念ながら、115hpだ。
ちなみに、今日、俺が通勤してきた飛行機は、85hpだ」
思わず耳を疑った。
ネットで確認したが、85hpとは車で例えるならスマート(街でたまに見かける可愛い小さな車)のちょい上である。
どんな飛行機かと思っていたらみせてくれた。
なんと1942年製の飛行機である。
塗装は、最近塗り直した様子でとても綺麗であるが中身もとてもレトロでシンプル。
普段ならダッシュボードにあるはずの通信機器は無く、
手持ちの通信機器をそこらへんに括りつけてあるだけ。
「来週、こいつで小麦粉爆弾大会※に出るんだ。
これよりもゆっくり飛べる奴はいないだろうから、絶対に優勝してみせるぜ」
(※小麦粉の入った袋を空中から落として、地上の的に当てるゲーム)
「飛行機だって何だって、メンテナンスをちゃんとすれば1942年製だろうと、ちゃんと動くんだよ。
特に飛行機は命を預けているから、なおさら大切にするべきだ。」
と同い年の指導教官に言われ、違和感を覚えつつも本当に関心した。
現在でも1942年製のものを使用している人は、果たして何人いるだろうか。
やはり古きよきものを継続して使うことの大切さを身にしみて感じた。
これから僕の飛行機(1979年製)を点検するときは、もっと愛情を込めて入念に点検しようっと。