2011年12月14日水曜日

Jicama?


僕は、スーパーに行くとたまに好奇心に負けて、よく分からないものを一品買う。

大体の食べてみると口に合わない場合が多くて、後悔して二度と買わないようにするが。。。




そして、今日も買ってしまった。その名も「Jicama」!

サラダコーナーにあって、セロリの横においてあった。




すでに、切ってあるところを見ると生で食べるらしい。

僕は生で食べれる野菜は好きで、調理方法を調べなくてもいいから、

これはラッキーと思った。




「Jicama(ジカマ?)」もしかして、Jamaica(ジャマイカ)の野菜かな?

などと全く見当違いの予想をしながら、購入。




食べてみると、「あっ!うまい!僕は、この触感が好きだ!甘みの少ない梨のようだ!」

梨みたいだと思った瞬間、もしかして食べ過ぎると下痢を引き起こす成分が含まれているのでは?と思った。




美味しいので食べ過ぎる前に、wikiで確認。




まずは、「Jicama(ヒカマ)」と呼ぶらしい。

なんだメキシコだからスペイン語風に発音することを学んだ。

ジャマイカ関係ないのかとちょっとがっかり。

そして、どうやら下痢はしないらしい。




安心して、またポリポリ食べ始めながら、

読み始めると「猛毒」という単語が目に止まった。




「えっ。。。」思わず食べるの止める。




「葉や蔓などの塊茎部以外の部分、特に種子には多くのロテノンが含まれている。塊茎にも多少は含まれるが、ロテノンは消化器官からは吸収されにくいので人が死に至ることは稀である。ただし、中毒を起こしたケースもしばしば報告されている。尚、ロテノンは魚や昆虫には猛毒」wiki 一部抜粋




「うを。。。」




さすがに、スーパーに売っているから無害であると思うが、ちと怖いぞ。。。

まぁ、大丈夫だろう。。。

とりあえず今日は全体の1/3ぐらい食べて、明日の様子を見ようという結論に。







しかし、久しぶりに美味しいものを見つけたぞ。

自分の中で「Jicama」ブームになりそうだ!

2011年12月5日月曜日

ボストンの学会を終えて

先週は、 MRS という材料系の学会に出席するため初めてボストンに行きました。
僕の研究分野は、非常に狭く、1997年を最後に MRSではこの研究のセクションがなくなりました。
しかし、今回の学会ではそのセクションが14年ぶりに復活して大きな期待を寄せていました。
今日は、そのことについて書こうと思います。

1)研究分野
以前に書きましたが、(http://sixpackdreamer.blogspot.com/2010/08/2-2.html
僕の研究は金属の燃焼、そして爆発です。

はじめは燃焼を研究していたが、
より早く燃やせるように改良を加えたら爆発するぐらいの威力になりました。
燃焼する金属はアルミニウムで、酸化剤は酸化銅を使用します。
中学や高校で行ったテルミット反応をどれだけ早く行えるか、どうやったら低温でも反応を開始できるかを研究しています。
応用分野は、ロケットやミサイルの推進剤、爆薬、金属の溶接、そして熱電池です。
材料分野がとても強い日本でも、現在ではあまり研究が行われていない分野です。
過去にJAXAの発表を聞いたぐらいですが、アメリカの研究施設では日本よりは多くの人が研究を行っています。

2)発表の様子
僕のセクションの発表では、学生は1-2割程しかいませんでした。
残りは、政府や軍関連の研究者の発表でした。スライドには、小さく Unclassified(非機密)と書かれているものが多く、許可がなければ公表できないものが、8-9割程でした。
実際、一つの発表は許可が降りないために中止になりました。
発表を行う際も、コンピューターにカードキーを差しこみ、パスワードを入力しないと起動できないものが多かったです。
MRS では発表者のスライドの撮影を禁止していますが、それでもなぜか撮影しようとしている人がいたので、撮影者は厳重に注意される場面がありました。

実際の発表は、少しがっかりしました。
MRSでの研究や発表の質があまり高くないように感じられました。
燃焼学会の方が、質が高いように感じました。
特に、期待をしていた政府や軍関連の研究者の発表は、予想していたものとは違っていました。
公表に許可が必要とされるので、公表できる範囲が制限されていたためかもしれません。

3)今後の方向性
今回の発表を終えて、自分の研究分野の位置づけがよく分りました。
特殊な分野だけに、ふさわしい場所を見つけられれば重宝されるが、
その一方でふさわしい場所がとても限られているということを実感しました。

今回の学会は、僕の将来を考えさせてくれるよい機会でした。