2009年11月19日木曜日

この二週間で学んだこと


この二週間は、ME218Aという授業のためにとても忙しかった。 
研究発表前の学部生のときのつらさを思い出させくれた。 

この授業では、電流イライラ棒を2週間という短期間で製作することになった。 
チームメイトは、僕を入れて三人。二人とも台湾人である。 

一人は、既に修士をもっていて博士をとるために大学に来た生徒である。 
でも修士から博士課程に簡単に移行できると思ったら、 
そんなに簡単じゃなくてこの大学に来るんじゃなかったと 
いつも後悔してる、ネガティブぎみな人。やる気もなく、ケツを蹴り飛ばしたいと思うほどある。 

もう一人はまぁ仲がいいんだけど、興奮しだすと軽いヒステリを起こす人(僕もよく起こすんだけどね)。 
彼に提案すると、「NO!」だと興奮した口調ですぐに否定するので、できる限り彼のやりたいようにやらせることにした。 
彼は、完ぺき主義者なのですべてを自分でやろうする。プログラミングもハードも全部自分でやろうとする。 

僕らも手伝おうすると「それは違う!」と否定するので、僕はなるだけ干渉しないように 
飾りつけなんかを担当した。 

プロジェクトの終盤になって、行き詰った彼はなんとプログラミングにお手上げして、チームメイトに押し付けたのである。 
その後、ハードもうまくいかないと、僕らにすがるようになった。 
もともと僕は彼と干渉しないようにしていたので、彼のハードを見てもすぐに原因がわかるはずがないのである。 
降参した彼をみて、満面の笑みで手に持っている半田こてを使って、目玉をつついてやろうと思った。自分のケツぐらい、自分で拭け!と怒鳴ろうと思ったけど、やっぱり怒りを治めれるために自分なりに数時間サボってみた。 


腹の中では怒りが煮えくりかえっているが、そんな自分にうそついて 
「君の助けが必要なんだ。後もう少しだ、僕も手伝うからがんばろう」みたいなことをいって、できる限る営業スマイルで接した。 
彼をもちあげつつ、やんわりと提案する自分が馬鹿らしく、本当にいやだった。 

結果的に、自分の中で70点のできに仕上がったのでほっとしている。 
僕にとってチームワークは、本当に難しい。いつもうまくいかない。 
自分を偽ってまで、チームを円滑に前進させる意味がわからない。 
彼が悪いのなら、彼をチームからはずすほうが合理的だと思うのだが。 

とにかく、プロジェクトが終わったのでほっとしている。 
今度のプロジェクトでは、気の強そうなあの娘とチームを組みたいなぁと 
ひそかに思っている僕である。