2007年12月29日土曜日

おらは時代遅れの田舎もんだべさ

今日は時間があったので、名古屋駅を社会見学しに行きました。僕は栄とか名古屋とか全然分からないので、とりあえずインターネットカフェ+漫画喫茶が合体した場所に行って都会に慣れようと思いました。テレビでネット難民が報道されているのを見て、本当に居るのかなぁ、面白そうだなぁという軽い気持ちで入りました。 

エレベータで受付まで上がって、エレベータの扉があいた瞬間、最初の雰囲気が衝撃でした。顔を合わせずに会計が出来そうな場所の雰囲気が漂う。残念ながら、受付にはちゃんと人がいて、顔を合わせて会計を済ませるようなシステムになっていました。受付の人はスキンヘッドでB団風のイカツイ顔。気持ち悪いぐらいの営業スマイルで、接待をする。僕は、こういうところが運営資金になるのかなぁ思いました。システムが全く分からない僕は、店員がペアソファのブースはいかがでしょうかと薦めるので、僕は「あっ、そうね」と以前にも店に来たことがあるかのように振舞った。心の中では「ブースってなんだ?高い?」聞きたいところでした。受付が5階でブースが4階なので、さっき使ったエレベータで4階へ降りようとしたら、「お客様、ブースへは階段をご利用ください」といわれて、初心者だということがバレて恥ずかしい思いをした。とにかく階段を探して、4階へ降りると、お店の中を店員が「521の掃除完了しました」とボソッとマイクに言って、僕の横を通り過ぎ暗い廊下の向こうへスッと消えていった。 

どういう風に振舞えばいいのかよく分からないので、とりあえずブースの中で耳をいっぱいに広げて情報収集を始める。幸い僕は一番角のブースだったので、角に音が反射して周りの音がよく聞こえてくる。始めに聞こえた声は、若い男と女の声だった。 

男「どうしたの?そんなにかしこまっちゃって?」 
女「私、ここ初めてだから」 

男の声の調子からして、俺は何度もここに来たことがあるんだぜと言いたげなチャラ男に間違いない。女は、きっと名古屋嬢(茶髪の縦のクリクリパーマ)だろうと妄想した。 

なるほど、ここはそういう奴等が来る場所なのかと分かった。 

続いて、もっと情報をつかむために違うところへ耳を傾ける。